PayPay(ペイペイ)をはじめとするQRコード決済のひとつに「楽天Pay(ペイ)」があります。今回は、キャッシュレス決済の「楽天Pay(ペイ)」のメリット・デメリットをまとめます。参考にしてみてください。
- 楽天Pay(ペイ)とは
- 楽天Pay(ペイ)の残高の作り方
- 楽天キャッシュ(楽天Payペイ)のチャージ上限
- チャージ先の「楽天キャッシュ」とは何なのか?
- 楽天Pay(ペイ)のポイント還元率
- 楽天Pay(ペイ)の利用上限金額
- 楽天ポイント有効期限について
- 楽天Pay(ペイ)の利用ポイントはいつもらえる?
- 楽天Pay(ペイ)と他の支払方法の併用
- 楽天Pay(ペイ)のメリット
- 楽天Pay(ペイ)のデメリット
- 楽天Pay(ペイ)と楽天Edy(エディ)の違い
- 楽天Pay(ペイ)はこんな人におすすめ!
- 楽天Pay(ペイ)をお得に使う方法
- 楽天Pay(ペイ)のQ&Aまとめ
- 楽天Pay(ペイ)が利用できる店舗
- 楽天Pay(ペイ)の加盟店になるメリット
- まとめ
楽天Pay(ペイ)とは
楽天Pay(ペイ)は楽天㈱が運営しているQRコード決済で、スマホ1台で決済ができるサービスです。楽天が運営しているキャッシュレス決済は、
- クレジットカード(楽天カード)
- 電子マネー(楽天Edy)
- QRコード決済(楽天Pay)
があります。この記事の楽天Pay(ペイ)は「QRコード決済」のアプリになります。
楽天Pay(ペイ)は、スマホだけで買い物ができる決済サービスです。上記したクレジットカード連携やチャージで利用開始できます。実店舗で現金やカードを持ち歩く必要がなく、クレジットカードと違ってサインも不要です。
楽天Pay(ペイ)がリニューアル!これまでの違いとは
2019年3月に、楽天Pay(ペイ)アプリがバージョンアップし、電子マネーの「楽天Edy(エディ)」と「楽天ポイント」の各アプリが、「楽天Pay(ペイ)」アプリに集約されました。楽天Pay(ペイ)アプリを開けば、
- ポイント(楽天ポイント)
- 電子マネー(楽天Edy)
- QRコード決済(楽天Pay)
の3つのアプリの機能が使えるようになりました。「楽天Pay(ペイ)」から「楽天Edy(エディ)」にチャージすることもできるようになりました。
楽天Pay(ペイ)の残高の作り方
楽天Pay(ペイ)を利用するには、アプリ内にお金がないと利用できません。そのお金はどこから引っ張ってくるのか?方法は2つあります。
- 残高をチャージする
- クレジットカードを連携させる
「先払い」と呼ばれる「残高チャージ」の場合と、「後払い」と呼ばれる「クレカ連携」の2種類が存在しますが、それぞれのメリット・デメリットをみておきましょう。
メリット | デメリット | |
先払い (チャージ式) |
・使い過ぎがない ・未成年やクレカブラックでも使える ・楽天カードからチャージならポイントの2重取りができる |
・チャージが手間 |
後払い (クレカ連携) |
・残高を気にしなくていい ・ポイントの2重取りができる |
・未成年やクレカブラックは使えない ・使い過ぎのリスク |
ま、どのQRコード決済も同じメリット・デメリットになっております。
後払いに関しては、クレカをスマホを通して使うって感じなんで、感覚的にはクレカです。
で、こっから先の種類が枝分かれしていくのでチェックしていきましょう!
【先払い】楽天Pay(ペイ)のチャージ方法
では、先に楽天Pay(ペイ)のチャージ方法からチェックしましょう。
- 楽天カードから
- 楽天銀行から
- ATMから
- ラクマから
- 楽天ウォレットから
- 楽天ギフトカードから
と、かなりたくさんのチャージ方法があります。
機能 | 種類 | チャージ先 | |
楽天カード | クレジットカード | 借金 | 楽天キャッシュ |
楽天銀行 | 銀行口座 | 現金 | |
ATM | セブン銀行ATM | 現金 | |
ラクマ | フリマアプリ | 現金 | |
楽天ウォレット | 仮想通貨取引アプリ (取引成果金) |
現金 | |
楽天ギフトカード | プリペイドカード | 現金 |
チャージされた金額はすべて「楽天キャッシュ」へチャージされます。
後述するクレカ連携では楽天カード以外もクレカ連携できますが、楽天キャッシュにチャージできるクレジットは楽天カードだけです。
楽天ポイントの消化はチャージ不要!期間限定ポイントも使える!
楽天Pay(ペイ)は楽天ポイントでも支払いができます。しかも、通常ポイントだけでなく期間限定ポイントも利用できます。楽天ポイントを使って精算する場合は、わざわざチャージの必要がなく、バーコードが表示されている画面で「全てのポイント/キャッシュを使う」とか「一部のポイント」の2択で選べます。さらに、ポイントで支払った分にも楽天Pay(ペイ)の利用ポイントが付与されるのでオトクです。
楽天カードからのチャージならポイントが2重取りできる
楽天カード以外のクレジットカードではチャージはできず不便と言えば不便ですが、楽天カードからチャージすると、200円に付き1ポイントの利用ポイントが貰えます。楽天Pay(ペイ)の利用ポイントと合わせてポイントの2重取りができてお得です。
【後払い】楽天Pay(ペイ)のクレカ連動方法
楽天Pay(ペイ)の「後払い」となるクレカ連携の仕組みは、楽天Pay(ペイ)に登録されたクレジットカードで決済しているので、結果的にスマホを挟んでいるだけでクレジットカードで決済しています。流れは下記の順番で決済されます。

- 【あなた】事前に楽天ペイにクレジットカードを登録
- 【あなた】店で楽天ペイで決済する
- 【店舗】楽天Payに売上を請求
- 【楽天Pay】クレジット会社に売上を請求
- 【クレジット会社側】あなたに利用分請求
で、楽天Pay(ペイ)に連携できるクレジットカードは下記の国際ブランドのクレジットカードだけです。
- 楽天カード
(Visa、Mastercard、JCB、Amex) - Visa
- Mastercard
- JCB
- Amex
- デビットカード
(Visa、Mastercard、JCB、Amex) - 楽天銀行カード
クレジットカード以外にデビットカードや楽天銀行カードも連携できるので幅広い紐づけができます。上記該当クレジットカードでも登録できない場合は下記のような原因が考えられます。
- 本人認証サービス(3Dセキュア)に非対応
- 海外のカード会社が発行したカード
- 本人名義以外のカード
本人認証サービス(3Dセキュア)に関してはこの記事を参考に↓

クレジットカードの登録をしておけば、スマホ一つで買い物ができるのでカードを持ち歩く必要もなく残高を気にする必要もありません。ただ、アプリなのでスマホの電源がきれると使用できないというデメリットもあります。
楽天カードを連携ではポイントが2重取りできない
上記した、「楽天カードで楽天Pay(ペイ)にチャージした場合、クレカポイントと楽天Pay(ペイ)ポイントが2重取りできる、となっていますが、楽天カードを連携させた場合は、楽天カードの利用分しかポイント還元はありません。
楽天カード以外のクレジットカードでも同じく、連携は可能ですが楽天Pay(ペイ)利用分のポイントはもらえません。クレジットカードのポイントはもらえます。(各クレジットカード会社の規定による)
なので、少しでもポイント還元率をupさせたい場合は少し手間になりますが、楽天カードでチャージしたほうがオトクです。(2023年4月現在)
楽天Pay(ペイ)に登録できるクレジットカードと実際の使い方
↓長いので別記事にまとめてあります↓

楽天キャッシュ(楽天Payペイ)のチャージ上限
楽天Pay(ペイ)の残高「楽天キャッシュ」にチャージできる金額にも上限が設定されています。楽天キャッシュの公式HPではおおまかに下記のように記載されています。
1ヶ月のチャージ: 50万円まで
1回のチャージ:50万円まで
チャージ単位: 1,000円以上1円単位楽天キャッシュ公式HP/2023年4月11日時点
しかし、楽天Pay(ペイ)の公式HPにはさらに詳細な記載があったので転載しておきます。
回 | 月 | |
楽天カード | 50万円 | 50万円 |
楽天銀行 | 50万円 | 50万円 |
セブン銀行ATM | 50万円 | 50万円 |
ラクマ | 10万円 | 100万円 |
楽天ウォレット | 10万円 | 10万円 |
2023年4月11日時点
ラクマと楽天ウォレットからのチャージ上限は矛盾が生じますね。
一応参考までに。
チャージ先の「楽天キャッシュ」とは何なのか?
楽天キャッシュとは、楽天グループの電子マネーです。nanaco(ナナコ)楽天Edy(エディ)と同じカテゴリーです。
ちょ!電子マネーなら楽天Edyあるじゃん!
電子マネー2個も作って意味不!!!
ややこしいですが、楽天Pay(ペイ)をはじめとする楽天のたくさんのサービスで利用可能なオンライン電子マネーです。
楽天キャッシュ | ||
に貯める | を使う | |
ラクマ | 売上金チャージ 〇 |
ラクマで購入 〇 |
楽天銀行 |
チャージ 〇 |
口座出金 〇 ※プレミアム型限定 |
楽天カード |
チャージ 〇 |
支払充当 ✕ |
ATM現金チャージ |
チャージ 〇 |
口座出金 〇 ※プレミアム型限定 |
楽天ウォレット | チャージ 〇 |
ウォレットにチャージ ✕ |
楽天ギフトカード | チャージ 〇 |
- |
送金 | 楽天ペイ間 〇 |
楽天ペイ間 〇 |
実店舗での決済 | - | 〇 |
楽天サービス内 のネット決済 |
- | 〇 |
楽天サービス以外 のネット決済 |
- | 〇 |
ラクマの売上金をチャージ&送金ができるというのが特徴的ですが、基本的には楽天Pay(ペイ)と連動して使う感じです。楽天Pay(ペイ)にチャージできる間口を広げるために楽天キャッシュは存在します。
楽天Pay(ペイ)のポイント還元率
楽天Pay(ペイ)のポイントの還元率や有効期限や付与日など、基本的な事項を確認しておきましょう。楽天Pay(ペイ)の利用ポイントは100円で1ポイントの還元率1%です。
チャージ式での利用なら100円につき1ポイントが付与されます。
支払設定 | 楽天Payのポイント | 他の付与ポイント | |
後 払 い |
楽天カード紐づけ | - | 楽天カード 100円ごと1P |
楽天カード以外 紐づけ |
- | 各カード会社の ポイント還元率 |
|
先 払 い |
楽天カードから チャージ |
100円ごと1P | 楽天カード 200円ごと1P |
楽天カード以外 からチャージ |
100円ごと1P | - | |
楽天銀行・ ラクマ売上金 からのチャージ |
100円ごと1P | - | |
楽天ポイント からチャージ |
100円ごと1P | - |
2023年4月11日時点
カード連携の場合の楽天Pay(ペイ)を利用してもポイントはもらえず、カード会社のポイント還元のみとなります。唯一ポイントの2重取りができるのは、「楽天カードでチャージ&楽天Pay(ペイ)の決済」なら1.5%還元になります。このよう楽天Pay(ペイ)は楽天カードを絡めることでポイントが貯まりやすいです。貯まったポイントは、楽天Pay(ペイ)で再利用することでまたポイントが貯まるのでかなりオトクです。

楽天Pay(ペイ)の利用上限金額
楽天Pay(ペイ)の利用には上限が設定されています。
お支払元設定が完了している場合 |
|||
決済方法 | 回 | 過去24時間 | 月 |
楽天ポイント (ダイヤモンド会員) |
3万円 | 50万円 | 50万円 |
楽天ポイント (ダイヤモンド会以外員) |
3万円 | 10万円 | 10万円 |
楽天キャッシュ | 3万円 | 50万円 | 50万円 |
楽天銀行 | 50万円 | 50万円 | - |
クレカチャージ | 3万円 | 50万円 | 50万円 |
クレカ連携 | 50万円 | 50万円 | - |
2023年4月11日時点
楽天Pay(ペイ)アプリの「あとで設定する」とは、楽天Pay(ペイ)アプリの初回利用設定時に支払い元設定をスキップできる設定です。 「あとで設定する」の選択後にお支払い元を設定すれば「お支払い設定が完了済みの場合」と同じ上限金額が適用されます。
お支払元設定が未完了の場合 |
|||
決済方法 | 回 | 過去24時間 | 月 |
楽天ポイント |
3万円 | 3万円 | 10万円 |
楽天キャッシュ | 3万円 | 3万円 | 10万円 |
2023年4月11日時点
楽天Pay(ペイ)での利用上限は、最大で50万円までです。楽天ポイントの利用は一回あたり3万ポイントまでです。しかし、コンビニで楽天Pay(ペイ)を使う場合の1回の決裁上限は4,000円という公式HPでの起債がありましたが、2023年4月時点では、利用店舗や利用者の楽天会員ランク、楽天ペイアプリの利用状況などによって上限金額が異なる様子。
楽天Pay(ペイ)はあくまでも少額を利用するのに向いてるってことですね。
楽天ポイント有効期限について
楽天ポイントの有効期限は、通常ポイントの場合は最後の獲得日の月を含めた1年後です。期限内に新たなポイントを獲得すると有効期限は延長されます。利用はカウントされません。あくまでも「獲得」からのカウントになります。
期間限定ポイントは、各キャンペーンごとに違うので「楽天Point Club」のアプリで確認しておきましょう。楽天Point Clubのアプリは、楽天Pay(ペイ)アプリからも入れます。ポイントの有効期限や獲得予定日の詳細もみれて、簡単に把握できるようになっています。
楽天Pay(ペイ)の登場によって期間限定ポイントも利用できるようになったので、端数レベルの期間限定ポイントは、コンビニなどで使い切ったほうが賢いです。
楽天Pay(ペイ)の利用ポイントはいつもらえる?
楽天Pay(ペイ)の利用ポイントは、どのチャージ方法かでポイント付与日が違います。
決済方法 | 付与 タイミング |
楽天キャッシュ からチャージ |
利用日の翌日 |
楽天銀行から チャージ |
|
楽天ポイント | |
楽天カードから チャージ |
チャージした月の翌月15日前後 |
オンライン決済 | 利用月の翌々月5日〜8日頃 |
2023年4月11日時点
目安としては、現金チャージは翌日で早い!クレカはクレカ利用と同じく月単位で遅い!と覚えておきましょう。楽天カードからのチャージは「借金」の状態なので、カードの支払いが終了するまでお預けって感じですね。
進呈されるポイントは、決済後の決済完了画面・利用内容確認メールに表示されます。付与されるポイント数に上限はありません。

楽天Pay(ペイ)と他の支払方法の併用
楽天Pay(ペイ)と他の支払い方法と併用はできるのか?
状態別で検証してみたいと思います。
楽天キャッシュ残高:200円
楽天ポイント:900P
購入合計:1000円
この場合、
- 「お支払元の設定」を「楽天キャッシュ」に設定
- 「全てのポイント/キャッシュを使う」にチェック
で、楽天ポイントから消化されて楽天キャッシュの残高が100円で完了します。
楽天キャッシュをゼロにしたい場合は、
- 「お支払元の設定」を「楽天キャッシュ」に設定
- 「一部のポイントを使う」にしてポイント数を800pに設定
にしておけば楽天ポイントが100円余る状態で完了します。
楽天キャッシュ残高:200円
楽天ポイント:100P
購入合計:1000円
この場合、楽天キャッシュと楽天ポイントを足しても購入金額には足りません。
この場合、
- 「お支払元の設定」を「楽天カード」に設定
- 「全てのポイント/キャッシュを使う」にチェック
で、楽天ポイント100P優先で消化され残金900円分が楽天カードから支払となります。
楽天キャッシュor楽天カードの2択しかできないので、楽天カードを選んだ場合は、楽天キャッシュの残高には一切影響がなくなります。
併用の 種類 |
結果 |
楽天ポイント | 〇 全額ポイント払い可 |
楽天Pay | 〇 楽天Pay内のカード払い可 |
現金 | ✕ 現金併用不可 |
他のカード単体 | ✕ クレカ併用不可 |
で、楽天キャッシュと楽天ポイントを足しても不足している分を現金で、とか他の決済アプリやクレカで、といっても基本的には併用できません。
店舗によっては、300円と700円のレシートにわけてくれる店舗があれば併用は可能ですが、基本的には併用は無理って感じですね。
楽天Pay(ペイ)で支払いをする場合、楽天Pay(ペイ)だけで終了させないといけません。割引券やポイントカードは、会計前に提示をすれば併用ができるので忘れずに利用しましょう。お店によって対応が異なるので、店舗ごとに確認をしてください。

楽天Pay(ペイ)のメリット
楽天Pay(ペイ)のメリットをまとめてみました。
楽天Pay(ペイ)加盟店でポイント3重取りが可能
楽天Pay(ペイ)の最も大きなメリットは、クレジットカード単体よりも楽天ポイントが貯まるところです。楽天Pay(ペイ)自体の最大還元率は、
「楽天カード」から「楽天Pay(ペイ)」へチャージ
(200円に付き1ポイント)
+
「楽天Pay(ペイ)」利用ポイント
(100円に付き1ポイント)
でポイントの2重取りで1.5%のポイント還元率になります。楽天カードは、楽天市場などの楽天グループのネット決済では高還元ですが、実店舗ではなかなか1%を超えることはありません。そう考えると、実店舗でポイント還元率をupさせたい場合は、楽天Pay(ペイ)を使うことで楽天カードをそのまま使うより0.5%お得になります。
プラス、楽天ポイント加盟店では、楽天ポイントカード提示分で0.5~1%のポイント付与があるのでポイントの3重取りが可能です。
楽天Pay(ペイ)は楽天ポイント利用分にもポイント付与
楽天Pay(ペイ)では、楽天ポイント利用分にもポイントが付与されます。dポイントなんかは、ポイント利用分にはポイント付与がされないのでそう考えるとかなり太っ腹な話です。仮に毎月2万円を楽天Pay(ペイ)で決裁すると、(楽天カードからのチャージの場合)月に300ポイント、1年間で3,600ポイントが貯まります。(200円で割り切れない金額をチャージの場合は還元率が多少下がります。)貯まった楽天ポイント3,600ポイントを楽天Pay(ペイ)にチャージして使えば、また1%の還元率で36ポイントがポイント返還されかなりオトクです。
楽天Pay(ペイ)は使える店が多い
楽天Pay(ペイ)が使えるお店はネット・実店舗含めて500万カ所に、Suica(スイカ)と企業提携したことで鉄道利用を含めた交通系電子マネーの100万カ所が追加されました。
貯める&使うチャンスも拡大したということです。主要なチェーン店を中心に誰もが利用したことがあるお店で使うことができるので、とりあえずQRコードを使って決済してみたい!という人には不便さはないでしょう。日常使いで楽天ポイントを貯め、人気のお店でさらにお得に買い物ができるとは嬉しいサービスです。
楽天Pay(ペイ)は期間限定ポイントの消化ができる
楽天Pay(ペイ)のメリットとして、期間限定ポイントを消費できることも大きいです。楽天で付与されるボーナスポイントは「期間限定ポイント」の割合が多く、少額のポイントのために、わざわざ買い物するのもバカらしいですが、楽天Pay(ペイ)ならコンビニなどの買い物で期間限定ポイントを消費できます。
使い方は簡単で、決済をする前に「ポイントを利用する」の項目を選択し、「すべてのポイント」か「一部のポイント」かを選んで利用するだけです。一回の決済で最大30,000ポイントまでしか使えません。
楽天Pay(ペイ)は分割払いもOK
画像引用元:楽天ペイメント公式HP
楽天Pay(ペイ)は分割払いに対応しています。「楽天ペイ」アプリから「楽天カード」の「あとから分割払い」のサービスに遷移して利用できるようになりました。
「あとから分割払い」のサービスは、ショッピング1回払いの利用分をオンラインでいつでも分割払いに変更できるサービスです。
分割可能回数:3・5・6・10・12・15・18・20・24・30・36回
画像引用元:楽天カード公式HP
分割払いに変更したい利用分を選択するだけなので簡単です。当たり前ですが、分割払いは包括信用購入あっせんの手数料(実質年率12.25%~15.00)がかかります。
楽天Pay(ペイ)はクレジットカードよりもスピーディ
クレジットカードは、「カバンから財布を出す」「カードを探す」「サインする」と支払いするまでに手間がかかります。スピードだけで考えれば現金のほうが早い場合もあります。しかし、楽天Pay(ペイ)なら支払いは一瞬で完了します!楽天Pay(ペイ)は、アプリを開いてバーコードを見せるだけなのでクレジットカードのように、店員さんの操作を待ったり、パスワードを入力したり、サインをするという手間がなく快適に支払いができます。やはりこのスピードが楽天Pay(ペイ)のメリットです。
楽天Pay(ペイ)は利用履歴が即確認できる
楽天Pay(ペイ)の意外な便利さが、過去の楽天Pay(ペイ)の利用履歴をアプリ内で確認できるという点。いつどこでいくら使ったかがわかりやすく表示されるので、家計の管理がしやすいので大きなメリットです。楽天Pay(ペイ)を店頭で利用すると、登録メールアドレスに利用メールが入るのも安心できるポイントです。クレジットカード利用だと利用メールが届くわけではないので、時差なしでメールが届くのは魅力的です。
楽天Pay(ペイ)はセキュリティが高くとても安全
楽天pay(ペイ)のセキュリティについてはどうなっているのか?モバイル決済に不安な人も多いですが、楽天pay(ペイ)のセキュリティ性は高いです。プラスティックカードの方がむしろ危険で、その歴史が長い分、犯罪の手口も多く存在します。国内ではまだカード犯罪に対する防犯意識が薄いのですが、実はクレジットカードには常にスキミングの危険性がついて回ります。
- 店の従業員が客のカードを直接スキミング
- 店に侵入しカードリーダーに細工してスキミング
- 持ち主のカバンの上からスキミング
プラスティックカードさえ持ち歩かなければ、今あるスキミング・盗難・紛失といったトラブルとはとりあえず避けられます。楽天ペイは、登録したクレジットカードで支払うため、クレジットカードを出して決済するのとあまり変わりませんが、クレジットカードを出さないので第三者に情報を見られる、またはカード情報を抜き取られる「スキミング被害」を防げます。
楽天Pay(ペイ)は紛失・盗難時には直ぐに利用停止できる
楽天Pay(ペイ)にもスマホごと紛失・盗難といった危険性はありますが、その際にクレジットカード情報まで抜かれる心配はないのか?結論から言うと、スマホからクレジット情報を抜かれる危険性は極めて低いと考えられます。まず端末本体のセキュリティ機能が作動し、外部からも楽天Pay(ペイ)の利用をストップできるからです。
利用停止にできる2つの方法
- 自分で楽天会員IDのパスワードを変更する
- 楽天ペイのカスタマーデスクに連絡する
ただパスワード変更には別の端末からのログインが必要となるため、不正利用される前にパソコンや別のスマホからログインしてすぐに変更すればOKです。急ぐ場合はカスタマーデスクに連絡するしかありません。楽天Pay(ペイ)の利用の際には、楽天会員ページへのログインに必要なIDとパスワード、カスタマーデスクの電話番号は必ずどこかにメモっておきましょう。
楽天Pay(ペイ)のデメリット
ここまでは楽天Pay(ペイ)の良いところについて見てきました。でも実際に使うときに注意すべき点もあります。どれもそれほど重要ではありませんが1つずつ見ておきましょう。
楽天Pay(ペイ)電波がない環境では使えない
楽天Pay(ペイ)の利用料金は無料ですが、Wi-Fiなどの通信ネットワークが必要で、利用時に通信量に応じたパケット通信料が発生します。そのため電波が弱い環境や通信制限にかかって速度が遅くなっている状態だと、QRコード決済がうまく読み取れない場合があります。基本的には大丈夫だと思いますが、最初のうちは念のために財布を携帯しておいても良いかもしれません。
楽天Pay(ペイ)のセルフペイは訂正が不便
楽天Pay(ペイ)にはセルフペイという決済方法があり、自分で利用料金を入力し決済するため割り勘に便利です。セルフペイは、ユーザーが楽天Pay(ペイ)の画面から支払う店舗を検索し、支払金額を入力して店員さんに確認してもらうことで決裁が完了する方法です。万が一間違えた場合、決済前なら「戻る」で正しい金額を入力すればOKです。店内のスタッフに言える環境なら間違った取引を消去できます。店に戻れない環境の場合、下記のコールセンターに問い合わせが必要です。
楽天ペイカスタマーデスク
ナビダイヤル
0570-000-348
受付時間/9:30-18:00
間違えると修正の手続きが面倒で支払いに時間がかかってしまうので、セルフ決済は正しい金額が入力されているか細心の注意が必要です。
楽天Pay(ペイ)は金券類の購入や支払票(収納代行)ができない店舗もある
楽天Pay(ペイ)での金券類の購入や収納代行については店舗によって対応がさまざまです。ある店舗で支払ができても違う店舗では利用できないこともあります。もし、金券類の購入や収納代行をしたい場合は、事前に店舗への確認が必要です。
楽天Pay(ペイ)と楽天Edy(エディ)の違い
楽天Pay(ペイ)と似たスマホ決済の1つに「楽天Edy(エディ)」があります。楽天Edy(エディ)は、プリペイド型・タッチ決済型の電子マネーです。同じスマホ決済ならどちらを使う方がお得で便利なのかを比較してみました。長いので別記事にまとめてみました。
↓楽天Payと楽天Edyの違いと比較↓

楽天Pay(ペイ)はこんな人におすすめ!
ここまでは楽天Pay(ペイ)の良いところと悪いところを見てきました。メリットとデメリットから考えると、楽天Pay(ペイ)はこんな人におすすめです。
- 荷物を軽く外出したい人
- 楽天ポイントを貯めたい人
- コンビニをよく利用する人
- 楽天ユーザーの人
- 楽天カードがメインクレジットカード
楽天Pay(ペイ)は、楽天系サービスなので普段「楽天市場」を利用している人には相性が良く、必然的にメインのクレジットカードが「楽天カード」の人になります。手軽さやスピードはクレジットカードよりもよく、ポイントも溜まるので、楽天ポイントを集めている人にはおすすめです。
楽天Pay(ペイ)をお得に使う方法
楽天Pay(ペイ)ではさまざまなキャンペーンが行われています。「初回インストール」や「キャンペーンのエントリー」などを活用するとけっこうお得に利用できます。また、登録するクレジットカードによってポイントの貯まりやすさも異なります。
- 初めての楽天ペイアプリ支払い&ポイント利用で5人に1人全額還元キャンペーン!
- 友だち招待で最大200ポイント
- ポイント払い 瞬間チャージリリース記念 瞬間チャージ利用で300万ポイント山分け!
以前は、楽天Pay(ペイ)スタートボーナスで、1,000円ポイントがもらえたりしましたが、いまはやっていません。キャンペーンもころころ変わるのでマメにチェックして一番オトクだ!と思うときにほとんど手間なく貰えるので、ぜひ活用しましょう!さらに今なら「楽天カードのお支払い分が期間中ずーーっと実質最大5%還元キャンペーン!」もあります。
最新の楽天Pay(ペイ)のキャンペーンは【ココ】から
楽天Pay(ペイ)のQ&Aまとめ
他にも楽天Pay(ペイ)に関する疑問をまとめてみたので参考にしてみてください。
期間限定ポイントだけ使えるのか?
使えます。支払前に設定すれば、期間限定ポイントのみ使うことができます。
例えば、ポイントの保有は下記の図の状況です。その前にポイントの利用設定をしておきましょう。

使わない | 期間限定ポイント・通常ポイント すべてのポイントが使えない設定になる |
すべて使う | 期間限定ポイント・通常ポイント 両方合わせて使える |
一部使う | 期間限定分だけ使って通常ポイント は残したい場合など |
楽天Pay(ペイ)はデビットカードも登録できる?
楽天Pay(ペイ)で登録できるデビットカードはVisa、Mastercard、JCB、American Expressです。
※JCB、American Expressのデビットカードの場合、一部の店舗で利用できません。
楽天Pay(ペイ)にプリペイドカードも登録できる?
基本的に楽天ペイでプリペイドカードを登録することはできません。
楽天Pay(ペイ)でポイント間違えでキャンセルはできる?
楽天Pay(ペイ)でポイント入力を間違えてもキャンセルできますが、キャンセルした時間によって対応が異なります。決済した当日にキャンセルすればポイントは当日に変換されます。翌日以降のキャンセルの場合、ポイントが戻るまで「10日」程度かかります。楽天ポイントが返ってきても有効期限は「支払い前」の状態のため、有効期限が延長されません。ギリギリの場合はポイントが失効してしまう可能性があります。
一部を楽天スーパーポイントで支払い、後は現金で支払った場合、楽天ペイ利用金額を優先して返金されます。楽天スーパーポイントは利用金額全て返金されてから手続きが開始されるため、次のような事態が発生する可能性があります。
- 利用した楽天ポイント3,000円分の有効期限が1月15日。
- 期限が迫っていたため、1月10日にお会計1万円に対し3,000円分利用、後から違う商品と気づき1月13日に返品。
- 現金は返金確定、しかし楽天ポイントが返ってくるのは10日程度かかるため、期限切れにより3,000円分のポイントが消滅。
このように、有効期限間近の楽天ポイントを利用すると、返ってくるまでにポイントが失効するリスクがあります。これは、全額ポイントで支払った際でも同じように、失効する可能性があるので、できる限り時間に余裕をもって消化しましょう。こちらに落ち度が無くても、相手側のトラブルが発生する場合もあるので注意が必要です。
楽天ポイントキャンセル後の支払いはできる?
楽天ポイントの支払いをキャンセル後、再び楽天ポイントで支払うことができるのか?結論を述べますと、キャンセル後もポイントが戻れば可能です。ポイントを利用せず楽天Pay(ペイ)決済のみも可能ですし、ポイントが余っていれば一緒に使っても問題ありません。ただ、上記でも紹介したようにキャンセルすると、ポイント返還までに時間がかかるので、なるべく注意しましょう。
楽天Pay(ペイ)が利用できる店舗
さて肝心の利用先ですが、楽天Pay(ペイ)は街中の身近な加盟店で使えます。楽天Pay(ペイ)のロゴマークがあれば決済が可能です。近くのお店があるかチェックしてみてください。
楽天Pay(ペイ)の加盟店になるメリット
楽天Pay(ペイ)を店舗側が導入することでメリットとなる内容をまとめてみました。長くなるので別記事にまとめてあります。
↓ 詳細はこの記事から ↓

まとめ
楽天Pay(ペイ)は、支払いがとてもスピーディーなスマホアプリです。アプリだけで支払いができ、セキュリティ性が高く財布不要でとても便利です。通信環境によってはスムーズさに問題はありますが、基本的に現金やクレカよりも早いのでオススメです。楽天Pay(ペイ)はアプリによる決済方法のため機種に依存することなく多くの方が利用可能です。楽天Pay(ペイ)は、楽天サービスのヘビーユーザーや、楽天顧客拡大向けのキャッシュレスサービスです。楽天カードと紐付けしてポイントを貯めておきましょう。

