ホテル予約サイトの「agoda(アゴダ)」は知ってますか?海外旅行が趣味の人には認知度が高いかもしれません。agoda(アゴダ)は「楽天トラベル」や「じゃらん」のように日本ではメジャーではないうえ、ネットではネガティブな書き込みが多いので「大丈夫なの???」という疑念から大丈夫なサイトなのか気になると思います。
そこで、今回は、 agoda(アゴダ)の詳細から口コミ、注意点など、予約する前に知っておくべき情報をまとめてみました。
agoda(アゴダ)とは
画像引用元:agoda公式HP
agoda(アゴダ)はシンガポール拠点のホテル予約サイトです。海外系ホテル予約サイト「Booking.com」と同じくブッキング・ホールディングスの傘下の会社です。
設立は2005年でホテル予約サイトとしては老舗です。もともとアジアのホテル予約サイトだったので、アジア地域のホテルがメインのサイトでしたが、ブッキング・ホールディングスの傘下になってから、Booking.comと提携しヨーロッパなどのホテルも安く予約できるようになりました。東南アジアでは知名度があるサイトです。
東南アジア圏では、アゴダでしか扱わないようなホステルやゲストハウスなど幅広い宿泊施設を取り扱っていて、agoda(アゴダ)が独占契約しているホテルもありagoda(アゴダ)でしか予約ができないところもあります。東南アジアでホテルを探す場合はおすすめです。他の予約サイトに比べて、低価格でレビュー数も多く、ホテルの掲載数は世界中に約75万軒と選べる範囲が広い予約サイトです。
agoda(アゴダ)の特徴
agoda(アゴダ)オリジナルのサイト内のシステムを紹介します。
agoda(アゴダ)コイン/独自ポイント制度
agoda(アゴダ)には、Agoda(アゴダ)コインというポイント制度があります。agoda(アゴダ)内だけで利用できるポイントが貯まり、対象のホテルで宿泊費の3~10%ほどのポイント還元があります。還元率はホテルの料金によって変わってきますが、予約の画面に「アゴダコイン還元¥○○」と表示されていて、(初めての人は表示されない場合がある)そのアゴダコインが次回の予約のときに利用できます。
決済日 | 還元日 |
事前払い | 宿泊完了後7日以内 |
現地払い | 宿泊完了後60日以内 |
agoda(アゴダ)コインの有効期限は1ヶ月くらいで、しかもポイント発行は事前決済の場合チェックアウトから7日後、現地払いの場合はチェックアウトから60日後に付与されます。となると、最短の場合1ヶ月以内にホテルに宿泊する人以外は無効になってしまいます。agoda(アゴダ)コインは、ハードルの高いポイント制度です。
説明欄を見るとアゴダコインは「5年?」と勘違いする人が多いですが、実際は『5年以内の記載された失効日』になります。アゴダコインの有効期限はログインした自分のページで確認できます。
agoda(アゴダ)の「ポイントマックス」制度
agoda(アゴダ)コインとは別に、「ポイントマックス」という特典プログラムで、ホテルを予約すると提携している企業や航空会社のマイルやポイントを貯まります。
提携している航空会社は下記のとおり。
多くの航空会社が提携しているので、マイルを貯めたい人にはぴったりのサービスです。注意点としては、ポイントマックスの対象となっているホテルのみです。対象ホテルは約7〜8割ととても多いのでチェックしてみましょう。
まずは「ポイントマックス」で貯められるポイントをチェックし、事前にマイページで各ポイントのアカウント登録をします。予約する際は、マイページ上で貯めたいポイントを選んでから予約を進めます。ポイントやマイルが貯まるプランには、どれくらい貯まるかの記載があるので確認して予約しましょう。
agoda(アゴダ)のベスト価格保証
ベスト価格保証(最低価格保証)というのは、外資系予約サイトのほとんどのところが導入していて、agoda(アゴダ)も導入しています。ベスト価格保証とは、同一条件でホテルを検索しagoda(アゴダ)の料金よりも安い予約サイトがあれば「同一料金」か「さらに安い料金」で宿泊することができるサービスです。
この内容は、「宿泊日」「プラン内容」「キャンセル条件」など全く同じ条件が大前提なので正直厳しいです。なにかしらのプランがついていたりするので、「同一ではない」と判断されることが多いです。もし「全く同じ条件」に該当すれば、申請してOKがでれば「最安値で」予約でき差額は返金されます。まずはagoda(アゴダ)の予約が完了していないといけません。その他にも「日替わりお値打ち価格」もあり、時間限定セールなどもあるので「安いホテル」が目的の場合は常にチェックしておきましょう。
agoda(アゴダ)のクーポン
通常のクーポンコード入力で割引になるものと、所定の手順で適用される自動割引になるものと2種類あります。最近は、クーポンコード入力のものが少なくなっていて、後者のクーポンが多くなっています。
↓↓↓ 詳しくはこの記事で ↓↓↓
agoda(アゴダ)での支払い
agoda(アゴダ)支払いのタイミングは、基本的には予約日の支払いになります。しかし、ホテルや客室によっては支払方法もプラン別に分かれています。
これも同じホテル・同じカテゴリーの部屋に支払別に宿泊プランが分かれています。②は、宿泊日の3日前まで決済の必要がなく予約をキープできます。予約の際に「お支払いのタイミングを選択」で後日支払いにしておけばギリギリまで支払いをしなくてOKです。「本日の支払い額:0¥」と記載しているホテルを選びしましょう。
agoda(アゴダ)は決済したクレジットカードを現地で提示する
agoda(アゴダ)だけの話ではないですが、最近のホテルではホテル代金を決済したクレジットカードの提示を現地で求められることが多くなっています。「海外で宿泊する=クレジットカードを持っている」ということになり、クレジットカードが支払い能力の保証となります。そのため、支払いに利用したカードは現地に持っていったほうがいいです。
Agoda VIPでの割引宿泊
過去2年で2回以上宿泊するとAgoda VIPになり、「AgodaVIPDeal」のマークがある宿泊施設をステータスごとの割引率で予約できます。一般ユーザーには非公開の特別料金で予約することができます。今後は、VIPメンバー向けの航空券料金も登場するらしいので期待したいですね。
ランク | 直近2年間の 宿泊件数 |
割引率 | ベストプライス 保証 |
メンバー 限定料金 |
member | 0 | 0 | 〇 | 〇 |
silver | 2 | 12%OFF | 〇 | 〇 |
gold | 5 | 18%OFF | 〇 | 〇 |
platinum | 10 |
|
〇 | 〇 |
Agoda会員登録しただけの「Member」から最上級「Platinum」まで4つのステータスがあります。
Platinumステータスの場合最大で25%オフの割引、さらに無料朝食やその他特典追加予定とのことで制度のこれから決まっていく様子です。
agoda(アゴダ)のメリット
安く宿を手配したい海外旅行では必要不可欠とも言える「agoda(アゴダ)」。ここで、agodaの特徴を4つご紹介します。
レビュー数が多いので参考にしながら、宿を探すことができる
初めて泊まるホテルは、実際に泊まった人からのレビューが多いほうがいいですよね?とくに海外となるとなおさら参考にしたいです。agoda(アゴダ)は全体的に他のホテルサイトと比べて、口コミが多めなのが特徴です。衛生面や快適さは人それぞれですが、評価が高ければいいホテル、悪い口コミが多い場合はあまりよくないホテルと思っていいでしょう。agoda(アゴダ)では口コミが多い分、判断材料の目安に役に立つでしょう。
東南アジアの取り扱いホテルが他のサイトに比べて豊富である
世界中のホテルを取り扱っているagoda(アゴダ)ですが、やはり主力のアジアのホテルに力を入れて掲載されています。「アジア最大級のホテルサイト」ということもあり、アジアが多いのも特徴です。バックパッカーにとっては「とにかく安く」の基準だと思うのでそこは魅力的なサイトだと思います。
他のサイトに比べて安く最低価格保証もある
ほとんどのサイトは会員登録をしないと割引になりませんが、agoda(アゴダ)は会員登録をしなくても数パーセントの割引価格で予約ができます。他のサイトで、割引にならないホテルでも、agoda(アゴダ)なら他と比べて安いものも多いそうです。
無料会員登録で限定会員価格で予約できる
無料会員登録をすれば、限定会員価格でホテルが予約できます。元々の割引にプラスした価格のものもあり、中には半額以上で予約できたりもします。5つ星の高級ホテルも安く泊まれることもagoda(アゴダ)ならではのメリットです。登録さえしておけば、予約入力する手間も省け、ポイント制度も併用できより安く活用できます。さらに、お気に入りを保存しておけるので検索し直す手間もないので便利です。
agoda(アゴダ)は特別プランがある
agoda(アゴダ)は、キャンセル不可の激安プランや朝食がないプランなどいろいろ用意されています。格安で宿泊したい場合は自分好みのプランでオトクに利用できます。
agoda(アゴダ)のデメリット
次は、agoda(アゴダ)のメリットや起こりうるトラブルや使いにくいデメリットです。
agoda(アゴダ)は税金やサービス料が別途で分かりづらい
agoda(アゴダ)は、宿泊料金の他に税金やサービス料などが別途必要になります。ホテルによってサービス料は違います。
agoda(アゴダ)の宿泊料金は日々変動する
agoda(アゴダ)は、ホテルのオーナーが自由に宿泊料金を設定できるので、現地通貨の為替の変動も込みで宿泊料金は日々違います。
agoda(アゴダ)は払い戻しに時間がかかる
「Booking.com」では、基本的に現地払いなのに保証とキャンセルされた場合用にクレジットカードを登録する必要があります。そのため、現地でのトラブルでホテルに宿泊できなかった場合、その場で払い戻しや請求を止めることができます。しかし、agoda(アゴダ)は事前決済なので、払い戻しになってもカード会社とのやりとりで時間がかかりすぐにお金が戻ってきません。
agoda(アゴダ)はリクエストが通っていないことがある
例えば、「景色がいい部屋を予約したい」などのリクエストを追加しても、リクエストが通っていない場合があります。実際のところ、これはagoda(アゴダ)だけが悪いわけではありません。実際ホテルにリクエストをすることはできますが、追加代金が発生する場合もあり有料のものを無料でやって!とはできません。
国内も海外も同じことですが、ちゃんと自分で事前に確認しましょう。ネットだと見落としもありそれが海外ならなおさらなので、現地で貴重な時間をトラブルで時間を取られるくらいなら電話で念押ししてトラブル回避をしておいたほうが賢明です。特に海外の場合は念押ししたところで…というレベルですよ。
メリット・デメリットからオススメできる理由
アゴダのメリット・デメリットを確認した時点での本当にアゴダがいいのか?という疑問点をまとめてみました。
↓↓↓ 詳しくはこの記事で ↓↓↓
agoda(アゴダ)予約時の注意点
agoda(アゴダ)の予約システムは、少々わかりづらいためトラブルの元になっています。予約の際の注意ポイントを説明します。
ホテル検索で表示される画面です。「キャンセル無料」の表示と「表示される宿泊料金」に注意してください。
キャンセル料無料の注意
ホテルをクリックするとプラン一覧の画面になります。最初の検索結果の画面には「キャンセル無料」と書かれていましたが、すべてのプランがキャンセル無料ではありません。上段の「返金不可」と記載されているものはキャンセルができません。キャンセル無料のプランは「xxxx年xx月xx日の【前日】までキャンセル無料」と書かれているプランだけです。よく確認してください。また、xx日が無料の期限でなく前日=宿泊の2日前まで!!ということです。かなり紛らわしいですね。同じプランでも「キャンセル不可=安い」「キャンセル無料=高い」となります。
表示される宿泊料金の注意
宿泊料金の最終金額は予約の最後の画面にならないと表示されません。画像の場合、宿泊プラン詳細画面まで8,952円と表示されていますが、いざ支払いに進むと税金やサービス料金が追加されて、9,847円になっています。途中でベッドの追加や詳細設定があるので仕方ない機能ではありますが注意したいところです。ちなみに、エクスペディア、ホテルズドットコムも最終画面まで支払い金額が分からないサイトですが、Booking.comは最初の画面から総額で表示されています。
agoda(アゴダ)の予約のキャンセル料金
agoda(アゴダ)でホテルを予約したけど、やむを得ずキャンセルする場合は、「キャンセル無料」以外はキャンセル料が発生します。キャンセル料金は、予約したホテルの「キャンセルポリシー」「部屋のタイプ」「日数」「プロモーション内容」「その他」の要因により異なります。1泊分はかかるくらいに思っていたほうがいいかもしれません。先過ぎる予定でキャンセルの可能性のある場合は、最初からキャンセル料無料のプランを選んでおきましょう。キャンセル不可の料金より少し高いだけなので、キャンセル料全額取られるよりは断然安いです。
agoda(アゴダ)の問合せ
agoda(アゴダ)サイトに関する質問やトラブルの問い合わせは【ココ】から。
メールや電話での問合先がわかりにくいので手順を紹介します。
問い合わせページで、問い合わせの内容を選択する画面になります。
予約済のホテルに関する質問はログインしてから問い合わせます。
それ以外の質問は、左横の「さらに表示」をクリックします。
ここでやっと電話やメールでの問合せ先が表示さます。
日本語対応の問合せの電話番号が表示されます。
受付時間は、毎日09:00 – 21:45の間です。
agoda(アゴダ)と競合サイトと比べて安い?
agoda(アゴダ)は競合サイトと比べて宿泊料が安い場合が多いですが、ホテル予約サイトの競争は日々激しいので1番!とは言えませんがベスト価格保証(最低価格保証)があるので、事実上1位と言えるかもしれません。そのためには、手間はかかっても主要なホテル予約サイトで料金を比較しておきましょう。
国内でもagoda(アゴダ)で安く予約できます。Googleのホテル検索では、agoda(アゴダ)の料金が出ず、直接agoda(アゴダ)の公式サイトでホテル名で検索すると、実は最安だったことあります。Googleホテル検索では、最安ホテルを見逃すこともあるので注意してください。
↓↓↓「agodaと他社の比較と賢い使い分け」の記事はココから↓↓↓
agoda(アゴダ)の口コミ
agoda(アゴダ)の口コミを見てみると下記のような意見が多いです。
「悪質」「詐欺」「2度と利用しない」というかなりネガティブな表現が多いですが、Booking.com、エクスペディア、Trip.comなども同じ感じです…。
説明済ですが、予約サイトとして不親切な面もあるので、サイト内でのトラブルと、海外ホテルは日本のホテルに比べていい加減なのでホテル自体のトラブルの場合もあります。本当に慣れない海外でトラブルがあった場合パニくりますよね。海外旅行に慣れている人にはわかると思いますが、あくまでも海外のサイトであるということを忘れてはいけません。感覚も考え方も日本人とは違います。JTBのような対応は正直無理です。ちゃんとした対応が欲しい場合は、5つ星ホテルに直接予約して正規価格で泊まってください。としかいいようがないのが海外だということです。そう考えると、国内ホテルを予約する場合はトラブルが少ないと思われます。予約をした後に本当に予約できているか直接確認するくらいはしておいたほうがいいでしょう。
↓↓↓「agodaの口コミに関するトラブルを防ぐ解決方法」の記事はココから↓↓↓
まとめ
agoda(アゴダ)の内容はどうでしたか?コロナ渦でなかなか国内旅行すら自由にできる雰囲気ではありませんが、またいつの日か海外旅行ができる日に向けて勉強しておくといいかもしれません。もちろん日本国内の旅行のホテル予約にも使えるので見るだけでも面白いですよ。
とはいえ、東南アジアがメインのサイトなので格安でホテル予約したい人にはおすすめです。バックパッカーなど海外に慣れている人には問題ないかもしれませんが、慣れていない人は、トラブルを避けるためにも、確認を忘れず、念には念を!のスタイルで利用するといいでしょう。「お金は払いたくない!でも対応は一流を!」は無いので、そこは安い分、自分の努力も必要になってきます。また、気軽に旅行できる日が早く来るといいですね。その際の候補の一つにagoda(アゴダ)も検討してみて下さい。