いまさらですが、今回は「Tマネー」について記事をまとめてみます。
「paypayはわかる!」「Tポイントもわかる!」「ヤフーカードもわかる!」「Tマネー?…わかんない!」
という人も多いと思います。というか、私がこのTマネーだけは縁がなくて知識がなかったので、今回調べてみました!とりあえず、今手元にTカードがあるなら、すぐ利用できるみたいなので、Tマネー初心者の人は一緒に勉強しましょう!
Tマネーとは
「Tマネー」は、Tカードにチャージして利用できる「電子マネー」です。今持っているTカードにチャージすると決済でも使えるようになります。つまり、新たにカードの申し込みや発行する必要もなく、現金いらずで買い物ができます。他の電子マネーと違う便利さは、面倒な手続きが不要というところで、決済ポイントでTポイントも貯まります。
Tマネーは、株式会社Tマネーが運営しています。TSUTAYAを運営しているCCC系列のマーケティング株式会社が出資した会社です。
Tマネーのポイント還元率と二重取りの仕組み
Tカード提携店でTカードを提示して買い物をするとTポイントがたまります。付与率はお店によって異なりますが、200円=1ポイント(ポイント還元率0.2%)のところがほとんどです。Tマネーを利用して支払いをすると、上記の通常ポイント、プラス、Tマネーポイントとして月々の合計利用額500円(税込)につき=1ポイントのTポイントも貯まります。
Tマネーポイントは月額利用金額に対して貯まるため、1回の支払いが499円のような端数であってもポイントを獲得できるメリットがあります。
このように、Tポイントの二重取りができます。このポイントをもらうための特別な手続きは不要なので、簡単にTポイントを貯めることができます。
キャンペーンであればさらにポイントの上乗せもあり、効果的にポイントを貯められます。
このポイントをもらうための特別な手続きは不要なので、とても簡単かつ効率的にTポイントを貯めていくことができます。
貯まったTポイントはTマネーにチャージして決済に利用でき、そのままTポイントとしても決済に利用できるのでお得感があります。
Tポイントカードの提示だけより20ポイントプラスされる計算になります。
自動販売機の決済でもポイントが貯まる
自動販売機で使用できる電子マネーは数多くありますが、Tマネーならポイントが貯まります。カードリーダーが付いたキリン飲料自動販売機にてTマネー支払いで飲み物を買うとTポイントが加算。200円未満の商品なら1本につき1ポイント、200円以上300円未満の商品なら1本につき2ポイントが貯まります。
Tマネーのチャージ方法
Tマネーへのチャージ方法は、店頭とTサイトの2通りのチャージ方法があります。
※表は横にスライドできます。
チャージ場所 | チャージ方法 | 内容 |
店頭レジ | 現金 | Tマネー加盟店で1,000円単位 最大30,000円迄チャージ |
TサイトHP か モバイル Tカード (アプリ) |
クレジット カード |
3,000円以上でチャージ |
オートチャージ | 残高不足にならない3,000円以上 | |
ギフトカード | Tマネーギフトカードの有効期限は カードを購入日から180日間 |
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Tポイント | 1P単位でチャージ可能で チャージ上限3万P (通常ポイントのみ) |
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後払い |
●翌月払いでチャージができる ●システム手数料300円(税込)/回 ●翌月10日迄の支払い ・コンビニ払い(手数料356円) ・銀行振込(各銀行の手数料) ・口座振替(手数料無料) |
店頭レジでチャージ
Tマネーを現金でチャージしたい場合は、店頭のレジにてチャージします。Tマネーのチャージができるお店で、レジでチャージ金額とTカードを渡せばチャージが可能です。
チャージできるのはTSUTAYA、ファミリーマート、ウエルシアなどです。チャージは1,000円単位で最大30,000円まで可能です。
クレジットチャージチャージ
クレジット機能付きTカードがあれば、Tサイト経由のチャージが可能です。HPかアプリでのチャージなのでわざわざ店頭レジに行く手間もありません。
チャージされた金額は即座に利用でき、同額がクレジットカードの利用料金として後から請求されます。また、「Yahoo! JAPANカード(VISAブランドのみ)」「ファミマTカード(VISAデビット付きキャッシュカード)」「ソフトバンクカード」など一部カードはWEBでチャージには用いることができません。チャージに対するTポイント付与はないので注意ください。クレジットチャージができる設定金額は3,000円から最大チャージ額は30,000円です。
30,000円を超える金額のクレジットチャージはできません。設定金額を減らすか、チャージ残高が減ってから再度チャージ手続きを行ってください。
クレジットチャージでのポイント付与はない
電子マネーのポイント還元率が0.5%~1%であることを考えると、Tマネーを選ぶメリットはあまり感じられません。Tカードを持っていれば、他の電子マネーでもポイント2重取りは可能なため、支払い時のポイント還元率の高い電子マネーの方が、より多くポイントが貯まります。また、肝心のクレジットチャージ、オートチャージによるポイント付与は発生しない点が残念です。
オートチャージ
オートチャージ(自動チャージ)とは、Tマネーの残高が設定金額(利用者が最低限度維持したい金額)を下回ったときに自動的に一定金額が補充されるというチャージ方法です。
もちろん、「自動」なので現金は不要です。チャージは登録したクレジットカードからできますが、登録できるのはTカードの一体化したクレジットカードのみです。チャージは日中4時間から5時間ごとに実施され、設定金額を上回るまで自動的にチャージされます。この利用には事前にオートチャージの設定金額が必要です。金額変更はいつでも可能です。オートチャージに登録できるクレジットカードは、クレジット機能付きのTカードのみとなり、「Yahoo! JAPANカード(VISAブランドのみ)」「ファミマTカード(VISAデビット付きキャッシュカード)」「ソフトバンクカード」など一部カードは自動チャージの対象外なので注意が必要です。残高不足の心配がなく、チャージする手間もなく利用することができます。ただし、チャージ分にはTポイントが付きません。
チャージ上限額の30,000円を超える組み合わせでは設定できません。
Tマネーギフトカードからチャージ
Tマネーは「Tマネーギフトカード」からもチャージ可能です。(Yahoo! JAPAN IDが必要)ギフトカードは2種類あります。
一つは金額が予め設定されているもので、TSUTAYAの店舗(一部店舗を除く)で購入できます。ギフトカードの設定金額は3,000円、5,000円、10,000円の3タイプです。金額が自由に選べるタイプのギフトカードは、ファミリーマートとウエルシア(一部店舗を除く)で購入でき、3,000円から30,000円の範囲内であれば1円単位でギフト金額を設定できます。金額は購入時に指定できます。
クレジットカードを持ちたくない人や、クレカ情報をネット上で入力したくない人、すでにギフトカードを保有している人におすすめのチャージ方法です。
Tマネーギフトカードの有効期限は、いずれも購入日から180日間となっています。180日を過ぎるとチャージできなくなってしまうので、注意してください。
Tポイントからチャージ
TポイントをTマネーにチャージできます。1ポイントからチャージできるので使いやすいです。チャージ上限は30,000ポイントまでです。
チャージできるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントはチャージできません。
Tマネーの後払い
TマネーがPaidy(ペイディー)を採用して後払いチャージができるようになりました。
Paidy(ペイディー)は事前登録やクレジットカードのひも付けなしで、メールアドレスと携帯番号の入力で即座に決済できるサービスで、チャージ分の支払いは翌月にまとめて請求になります。
Paidy(ペイディー)はTマネーを通じて初めて実店舗での決済に利用できるようになります。利用するにはTサイトにログインしてチャージ金額を指定後、メールアドレス、携帯電話番号、住所などを入力して支払登録をします。「後払いでチャージ」は3000円以上、1000円単位でチャージでき、月間利用金額に対して200円につき1ポイントのTポイントが付与されます。

Tマネーで後払いするには1回につき300円(税込)のシステム手数料がかかり、支払い方法はコンビニ払い、銀行振込、口座振替から選びます。このWで手数料がかかるのは今の時代には使うメリットが感じられませんね…。普通にクレカ連携なら楽なんですが、クレカだとチャージしかできません。
Tマネーが使えるお店は?
Tマネーは全国約23,000店舗で利用可能です。Tマネーが使えるのは、「T-MONEY」のマークがあるお店が目印です。
店舗は「決済とチャージができるお店」と「決済のみが利用できるお店」の2タイプに分かれます。
決済・ チャージ 可能 |
ファミリーマート/ファミマ!!/TOMONY/ウエルシア/ハックドラッグ/ダックス/ハッピー・ドラッグ/金光薬品/マルエドラッグ/よどやドラッグ/NARCIS/B.B.ON/TSUTAYA/蔦屋書店/ドラッグイレブン/ドラッグユタカ/タウンプラザかねひで/東武ストア/フエンテ/ドラッグストアmac/カメラのキタムラ/スタジオマリオ/北村写真機店/吉野家/そば処吉野家/エーコープ近畿 |
決済のみ | 福岡ソフトバンクホークス/東急スノーリゾート/TSUTAYA オンラインゲーム |
Tマネーのお得なキャンペーン
Tマネーに関するキャンペーンがいくつか開催されています。
Tマネーにはお得なトリプルキャンペーン
一つは「Tポイントがトリプルで貯まる」キャンペーン。
トリプルとはショッピングで貯まる「①ショッピングポイント」、Tマネー決済で貯まる「②Tマネー決済ポイント」、キャンペーンで貯まる「③キャンペーンポイント」の3種類の還元のキャンペーンです。
「Tマネーチャージの日」キャンペーン
もう一つは「小売店が独自に提供する」キャンペーンで、ウェルシアの場合、毎週土曜日の「チャージの日」に3,000円をTマネーをチャージすると30ポイント、毎月20日に3,000円チャージすると60ポイントプレゼントされます。同日に複数回チャージされても進呈ポイントはお一人様30ポイント、もしくは60ポイントとなります。
身近なお店でキャンペーンが実施されているのでポイントが貯めやすくなっています。
詳しいキャンペーン情報は【コチラから】
モバイルTカードに設定すればスマホからTマネー決済できる!
「モバイルTカード」でTマネーを利用できます。「モバイルTカード」とは、スマホをTカードとして使えるもので、それにTマネーを設定すれば、スマホからTマネーを使って決済ができます。Tサイトから「モバイルTカード」アプリをダウンロードし、アプリの「モバイルTカード」をタップし、バーコードの下の「Tマネーを利用できるようにする」をタップします。暗証番号を設定・入力でスマホでTマネー決済ができるようになります。ただ、モバイルTカードのTマネーで支払いができるのは、背景が紺色のバーコードのみです。利用できるお店は、カード式のTマネーが利用できるお店と同じです。
Tマネーを利用できないTカードに注意
Tカードがあれば、Tマネー加盟店で、手続き不要で現金チャージができると説明しましたが、一部のTカードは資金決済法の制約によりTマネーの利用ができません。
- 2014年6月1日以降に発行されたTカード
- 裏面にTマネーに関する記載がないTカード

- ソフトバンクカード
(プリペイド機能付きTカード) - Yahoo! JAPANカード
(VISA) - TSUTAYA発行の妖怪ウォッチデザインのTカード
これらのTカードはTマネーが使えません。Tマネーを利用するにはTカードを作り直さないといけません。一部のTカード発行店では、Tマネー非対応のカードを発行している場合もあるので、聞いてから作るようにしましょう。
Tマネーが使えるかどうかはTサイトで確認可能
自分が持っているTカードでTマネーが使えるかどうかは、Tサイトで確認できます。Tサイトで「Tマネー残高」をクリックして、「お客様のTカードはTマネーサービスがご利用いただけません。」と表示された場合はTマネーが使えません。また、Tマネーが使えるTカードであっても、自分自身で情報登録が必要なカードなのに登録が済んでいない場合も、Tマネーが使えず、Tポイントも貯めれません。
Tマネーのまとめ
Tマネーは、クレジットチャージでいつでもチャージができ、Tマネー加盟店、かつTポイント加盟店であればポイント2重取りが可能です。クレジットチャージによるポイント付与はありません。現状の他のキャッシュレス決済と比べて、正直「何がメリット?」という印象はありますが、Tマネー加盟店、かつTポイント加盟店によるポイント2重取りは可能なので、TSUTAYAやファミリーマートを頻繁に利用される方にはおすすめです。


