
今まで、ちょちょらいふでは、スマホでできるキャッシュレス決済の説明をまとめてきましたが、今回はキャッシュレス決済の利用するにはかかせない連携するクレジットカードでスポットを当ててみたいと思います。
まず、初回は「リクルートカード」から!このカードは年会費無料で高還元ポイント1.2%で有名なお得にポイントを稼げるクレジットカードの1枚ですが、その全貌はどんな感じなのか一緒にみてみましょう。
- リクルートカードとは?
- リクルートカードはMastercard、VISA、JCBの3種類から選べる!
- リクルートカードは年会費無料でポイント還元率1.2%
- Appele Payに登録でQUIC Payが使える
- リクルートカードは電子マネーチャージでもポイント還元される
- 【裏技】電子マネー3万円以上でもポイントをもらう方法
- リクルートカードの審査
- リクルートカードの入会特典
- リクルートカードのキャッシング枠
- リクルートカードの付帯保険
- 盗難・紛失時もしっかり補償!
- リクルートカードの有料カードはある?
- リクルートカードを2枚作ることはできる?
- リクルートカードでのポイントの貯め方
- リクルートカードでのポイントの使い方
- リクルートカードのメリット
- リクルートカードのデメリット
- リクルートカードのまとめ
リクルートカードとは?
株式会社リクルートホールディングスによって発行されているリクルートカードは、年会費は永年無料ですが、ポイント還元率1.2%という超優秀なクレジットカードです。
カード利用額に対して1.2%のリクルートポイントが貯まり、1ポイント1円として利用できます。じゃらん、ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティー等リクルートが提供しているサービス利用でさらにポイント還元率がupします。海外国内旅行保険やショッピング保険など、補償内容も充実しています。
電子マネーのチャージ(入金)でも100円につき1.2ポイント付与されます。
国際ブランドは、JCB・MasterCard・VISAの3つから選べて、年会費は本人も家族カードも無料です。しかし、ETCカードはMasterCardとVISAのブランドはカード発行料が1,000円(税別)かかります。
※表は横にスライドできます。
リクルートカードのスペック | |||||
券名 | リクルートカード | ||||
公式サイト | |||||
発行会社 | 三菱UFJニコス、ジェーシービー | ||||
国際 ブランド |
MASTER CARD |
〇 銀聯 (UnionPay) |
ポイント | 還元率 | 1.20%~ |
VISA | 〇 銀聯 (UnionPay) |
種類 | リクルート ポイント |
||
JCB | 〇 | 有効期限 | 約12ヶ月 | ||
追加カード | 銀聯 (UnionPay) |
交換可能 | Ponta ポイント |
||
追加 カード |
ETC | 無料 | 電子マネー | Quickpay | ― |
家族 | 無料 | iD | ― | ||
発行手数料 | ETC/1,000円 ※JCB無料 |
その他 | ― | ||
付帯 保険 |
国内旅行傷害 | 〇 | スマホ 決済 |
Applepay | 〇 |
海外旅行傷害 | 〇 | Googlepay | 〇 JCBのみ | ||
ショッピング | 〇 | その他 | 各スマホ決済の 規定参照 |
||
入会資格 |
年齢 | 18歳以上 | 支払日 | 締日 | 15 |
学生 | 〇 | 引落 | 10 |
※表は横にスライドできます。
電子マネー チャージ ポイント 付与対象 |
MASTER CARD |
VISA | JCB |
モバイル Suica |
〇 | 〇 | 〇 |
nanaco | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天Edy | 〇 | 〇 | ― |
smart ICOCA |
〇 | 〇 | ― |
リクルートカードはMastercard、VISA、JCBの3種類から選べる!
リクルートカードは、国際ブランドをMastercard、VISA、JCBの3種類から選べます。国際ブランドの世界のシェア率でみるとMastercardは世界210カ国以上、4,700万ヶ所以上の加盟店でVISAとほぼ同じ割合です。全世界売上高のシェアでは、VISAが56%、Mastercardが26%、UnionPay(銀聯)が13%、Amexが3%で、世界中で使えるカードです。日本が誇るJCBは、世界23ヵ国に加盟店があり、全世界売上高のシェアは1%で、ダイナースクラブカードやDISCOVERとほぼ同等です。
海外でクレジットカードを利用する人には、VISAやMastercardがおすすめですが、韓国、香港、台湾、米国やハワイなどでは使えるので、観光地メインの利用であればJCBでも心配はなさそうです。
日本では馴染みのない、UnionPayは銀聯(ぎんれん)カードは、中国で幅広く利用できるショッピング専用のクレジットカードです。UnionPayのシェア率はVISA、Mastercardに続く3位となっています。リクルートカードでは、国際ブランドをVISAかMastercardで発行した場合、追加カードとして銀聯カードを作成することができます。銀聯カードの発行手数料は1,000円(税抜)、家族カードは300円(税抜)で作成できます。海外の銀聯加盟店で使用するとポイントが2倍になる特典があります。
「Mastercard」「VISA」「JCB」はどれがおすすめ?
Master CardとVISAとJCBの違いを比べてみてみましょう。
※表は横にスライドできます。
Master Card |
VISA | JCB | |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
ETCカード |
1,000円 (税別) |
1,000円 (税別) |
無料 |
還元率 | 1.2% | 1.2% | 1.2% |
使える店 | 約4720万店 | 約4720万店 | 約3000万店 |
Apple Pay との相性 |
◎ | △ | ◎ |
スマホ決済 との相性 |
◎ | ◎ | △ |
チャージで ポイントが つく電子 マネー |
モバイル Suica |
モバイル Suica |
モバイル Suica |
nanaco | nanaco | nanaco | |
楽天Edy | 楽天Edy | ― | |
SMART ICOCA |
SMART ICOCA |
― | |
備考 | ・海外での利用向き ・コストコで利用〇 |
・海外での利用向き | ・海外での利用向き ・ETCカード発行手数料無料 |
国際ブランド選びのポイントは、“使える場所が多い”ところ。なので、初めてのカードならVISAかMastercardがおすすめ。すでにVISAかMaster Cardを持っている場合は、ETCカード発行手数料が無料の、JCBがおすすめです。
リクルートカードは年会費無料でポイント還元率1.2%
リクルートカードの一番のメリットとなる1.2%のポイント還元率は、年会費無料のカードの中ではトップクラスです。表のように年会費無料の場合、還元率が1.0%あれば高いクラスです。他に還元率が1.2%を越えているのは、『REXカード』の1.25%だけなので、非常に高い還元率です。
リクルートポイントの有効期限
リクルートポイントの有効期限は1年です。新たにポイントを獲得すると自動延長されるので定期的にカード利用をしていれば実質期限なしということになります。
リクルートカードは月間総額に還元率が適用計算され無駄がない
還元率の計算はクレジットカードによって「決済単位」か「月の総額」かに分かれます。一般的に100円ごとでの還元になるので、「決済単位」のカードは切り捨て分が多く、ポイントが貯まりにくいです。その点、リクルートカードは「月の総額」で計算してくれるので、還元率の高さとあわせてポイントが貯まりやすいカードです。
ヤフーカードは毎回端数が切り捨てられるので、99円という額がかなりリスクとなります。
リクルートカードは系列サービスの利用でポイント加算
リクルートカードはリクルート系列サービスの利用で還元率が上がる点も魅力です。
ポンパレモールとは?
ポンパレモールとは、楽天市場やヤフーショッピングと同じようなリクルートが運営するECサイトです。掲載商品の還元率は3%以上、キャンペーンの際は20%にまでupすることもあります。Pontaポイントも使えます。
【ポンパレモール公式サイト】
例えば「じゃらんnet」でホテルを予約した場合、料金の2%が還元。これをリクルートカードで決済すると、3.2%還元となります。ホットペッパーグルメでは、予約人数×50ポイントが貯まるので、飲み会の幹事にはうれしいサービスです。
リクルートカードで貯まる「リクルートポイント」は、再びリクルート関連サービスで決済に利用できます。なので、リクルートカードで決済ポイントを貯めて、ホットペッパービューティーの美容室代やネイル代などを全てポイントで決済できるようになります。
【検証】リクルートカードと他の高還元カードを比較
リクルートカード以外で年会費無料の高還元カードで有名なのが、「楽天カード」「REXカード」です。リクルートカードは他のカードと比べてお得なのか「ポイント還元率」で比較してみましょう。
※表は横にスライドできます。
カード名 | リクルート カード |
楽天カード | REXカード |
還元率 | ◯ 1.2% |
△ 1.0% |
◎ 1.25% |
系列サービス 利用時の 還元率 |
◯ 4.2%~ |
◎ 3.0%~ |
△ 1.75% |
電子マネー チャージ 還元率 |
◎ 1.2% (2~4種のみ) |
△ 楽天Edyのみ 0.5% |
◯ Suica・ICOCA のみ1.25% |
還元金額 対象 |
月の利用総額 |
3つのうち、通常の還元率が最も高いのは1.25%のREXカードです。
楽天カードは、楽天系列サービスの利用で還元率が最大13.0%(条件付き)になります。楽天と同じくリクルートカードもポンパレモールなどの利用で最大4.2%でキャンペーンなど合わせると4.2%以上ポイントが貯まる計算になります。
Appele Payに登録でQUIC Payが使える
国際ブランドをVISAやMastercardにしたリクルートカードは、Apple Payに対応しています。Apple Payの使い方は簡単でiPhoneやApple WatchなどのApple端末(iPhone7以降、Apple Watch Series 2以降)に、Walletアプリケーションからリクルートカードを登録するだけで利用できます。実店舗で利用するには、レジにあるApple Pay対応の端末にiPhoneやApple Watchをかざすだけです。Apple Payで支払いをした金額もポイント還元の対象です。Apple Payを利用することで、財布からリクルートカードを取り出す手間なくかんたんに決済が終わります。また、JCBブランドの場合はGooglepayに登録できます。どちらも、チャージをする必要がないので、利便性の高い電子マネーです。コンビニやスーパーでの少額決済もできます。飲み物だけ買いたいとき、クレジットカードを使いにくい場面で便利です。小さな買い物でもリクルートポイントをしっかりと貯めることができます。
リクルートカードは電子マネーチャージでもポイント還元される
クレジットカードは、電子マネーのチャージには、還元率が下がったり付与対象外のものが多いですが、リクルートカードは電子マネーチャージの場合でも還元率が1.2%のまま付与されます。そのため、「nanaco」「楽天Edy」にチャージして支払うと、ポイント二重取りで「合計1.7%」の還元率にできます。ただし、電子マネーチャージ分の還元は、月3万円以内までで、越えた分は付与されません。
※スマホの方は横に倒すと全画面表示されます。↓
リクルート カード |
Master Card |
VISA | JCB |
モバイル Suica |
〇 | 〇 | 〇 |
nanaco | 〇 | 〇 | 〇 |
楽天Edy | 〇 | 〇 | 還元 なし |
SMART ICOCA |
〇 | 〇 | 還元 なし |
WAON | チャージ不可 | ||
PASMO | チャージ不可 | ||
au WALLET |
還元なし |
VISAとMasterCardなら、「モバイルSuica」「nanaco」「SMART ICOCA」「楽天Edy」へのチャージでポイントが貯まり、JCBは「モバイルSuica」「nanaco」へのチャージでポイントが貯まります。対象電子マネーの多さではVISAとMasterCardが使いやすいです。特に「nanaco」チャージでポイントが貯まる貴重なカードとなっています。
nanacoチャージで各種税金や公共料金もポイント還元!
セブンイレブンではnanacoによる各種税金、公共料金の支払いができます。リクルートカードでnanacoにチャージをすれば、本来ポイントが貯まらない税金の支払いにもポイントが付与されることになります。
モバイルSuicaへのチャージは交通系クレジットカードがおすすめ!
リクルートカードは、有名な交通系電子マネーの「Suica」に1.2%還元でチャージすることができますが、「Suica」は、「ビュー・スイカカード」「JRE CARD」のSuica付きクレジットカードでチャージをしたほうが「還元率1.5%」となり0.3%お得です。
高還元カードの「2枚持ち」がおすすめ!
このように、クレジットカードによってポイントの貯まりやすさは異なりますが、あくまでもクレジットカード1枚に対するそれぞれの条件なので、高還元カードの「2枚持ち」がおすすめです。ポイントが分散するデメリットはありますが、使うカテゴリーに応じて使い分ければ、貯まったポイントも使いやすくなります。
電子マネーチャージのポイント付与は全種合計月額3万円分まで
電子マネー派にはうれしいチャージポイントですが、付与の対象金額は、月間30,000円分までです。これは、全種類の電子マネーの合計です。例えば、nanacoに1万円・楽天Edyに1万円・モバイルSuicaに1万円で合計30,000円となります。1電子マネーにつき3万円ではありません。月間30,000円を超えたチャージ分に関してはポイント付与の対象になりませんので注意してください。セブンイレブン収納代行を使えばnanacoで水道代などの公共料金、固定資産税、自動車税を払えるので、積極的に利用しましょう。
【検証】電子マネーチャージのポイント還元で比較
カード名 | リクルート カード |
楽天カード | REXカード |
還元率 | ◯ 1.2% |
△ 1.0% |
◎ 1.25% |
系列サービス 利用時の 還元率 |
◯ 4.2%~ |
◎ 3.0%~ |
△ 1.75% |
電子マネー チャージ 還元率 |
◎ 1.2% (2~4種のみ) |
△ 楽天Edyのみ 0.5% |
◯ Suica・ICOCA のみ1.25% |
還元金額対象 | 月の利用総額 |
さらに、リクルートカードは、電子マネーチャージの還元率では、他のカードより優秀です。電子マネーのチャージポイントを踏まえると、REXカードの高還元に劣るものの、リクルートカードはポイントが貯まりやすいといえます。
リクルートカードは、電子マネーへのチャージでも1.2%のポイントが貯まります。もちろん電子マネー独自のポイントプログラムで2重取りが可能です。他社の電子マネーでチャージポイントがいまだに付与対象となること自体めずらしいですが、それが4種となると他のクレジットカードにはみられない珍しいカードです。
楽天カードはモバイルSuicaはポイント付与対象外なので、電子マネーチャージでもポイントを貯めたい人には、「VISA」か「Mastercard」を選びましょう。リクルートカードは、「JCB」「VISA」「Mastercard」の3つの国際ブランドから選ぶことができますが、「JCB」では楽天Edyへのチャージが還元対象外です。同じリクルートカードでも選ぶ国際ブランドによってチャージポイントがもらえないので注意しましょう。
【裏技】電子マネー3万円以上でもポイントをもらう方法

上記のように、電子マネーチャージ金額の月の上限は全種合計3万円ですが、「リクルートカード」⇒「Kyash」⇒「モバイルSuica」という3段階チャージをすることで、手間ではありますが3万円以上のチャージでもポイント付与されます。ただ「Kyash」は2020年4月から一部リニューアルするので改定がある可能性もあります。
リクルートカードの審査
クレジットカードの審査に関して明確な基準は公表されていないので一概にいえませんが、比較的審査が通りやすいクレジットカードです。
審査ハードルは高くなくこれまでクレジットカードを作ったことがない人でもつくれる可能性があります。
対象資格は、原則18歳以上で本人か配偶者に安定した継続収入のある方・学生になります。毎月一定の収入がある学生で収入がなくても両親の扶養に入っている人は審査対象となります。
カード申込み画面の職業欄には「派遣・契約社員」、「パート・アルバイト」の選択肢もあるので、正社員でなくてもカードを作成できる可能性は高いです。
無職の人や主婦は、配偶者やご家族に安定継続収入があれば、申込むことは可能です。学生や専業主婦にとって使い勝手の良いカードです。
強いて言えばJCBは自社クレヒスを重視する傾向があるため、直近でJCB発行のクレジットカードの審査に落ちた方などの場合は微妙かもしれません。
リクルートカードはJCBとVISA/Mastercardで発行会社が異なりますが、発行会社による審査の差はありません。
リクルートカードの入会特典
現在リクルートカードでは、最大6,000ポイントを還元してくれるキャンペーンを実施しています。カードを申込みする際、このポイント欲しさに入会する人も少なくないと思います。
入会キャンペーンのポイント付与は、金額や条件が変更する場合がありますが、できるだけ高い時期に申込みができればラッキーです。ヤフーカードのように、突然入会特典が0円なんていう改悪の期間もあったので、いつなくなるかもわからないので、開催されているだけでもありがたいのか?と思うようになったこのご時世…。
現在(2020年3月)おこなわれているキャンペーンの特典は3つあります。
①新規入会で1,000ポイント
全員にもらえる新規入会特典は、特に条件はなくカード発行するだけで「期間限定リクルートポイント」がもらえます。新規入会特典は、カード発行後マイページからログインし、翌月末までに「TOPページ」の「カード入会特典受け取りボタン」を押すことでポイントの受け取りが可能です。
【詳しいポイントの受取方法】
②初回利用で1,000ポイント
初回利用特典は、発行日の翌日から60日以内にリクルートカードを使って決済した人だけに「期間限定リクルートポイント」がもらえます。61日目に利用しても対象外となるため期間しばりに注意しましょう。あと「キャッシングの利用分」「キャンセルした利用分」は、ポイント付与の対象から外れるので注意してください。
③携帯電話料金決済で4,000ポイント
携帯電話料金決済特典は、カード発行日の翌日から60日以内に対象会社の携帯電話料金をリクルートカードの自動振替で決済が完了した時に「期間限定リクルートポイント」がもらえます。キャンペーン対象となる携帯会社は「NTTdocomo」「au」「Softbank」「Y!mobile」で、自動振替支払いが完了した場合に受け取れます。カードを発行し、2週間以内に公式サイトで支払い変更手続きを済ませれば、しっかりと特典が受け取れます。
入会特典は「期間限定ポイント」でPontaポイントに交換できない
大量のポイントGETのチャンスですが、注意点があります。このカード発行キャンペーンで獲得したリクルートポイントは、ポイント受取日の翌月末までの「期間限定リクルートポイント」で、Pontaポイントには交換できません。ポンパレモールなどリクルートが運営するサイトでしか消化できないポイントなので注意してください。
リクルートカードのキャッシング枠
リクルートカードはショッピング枠とキャッシング枠も申し込むことが可能です。設定される枠は人によってそれぞれですが、国際ブランドごとに仕様が異なります。
金利はどちらも一般的な水準で、大差はありません。
Master card |
VISA | JCB | |
キャッシング枠 | 1万円~ 50万円 |
1万円~ 50万円 |
1万円~ 100万円 |
金利 | 14.95~ 17.95% |
14.95~ 17.95% |
15.00~ 18.00% |
リクルートカードの付帯保険
リクルートカードは、年会費無料ですが、各種付帯保険が充実しています。特に海外での医療費は高額になるので海外旅行によく行くにはおすすめです。
海外旅行傷害保険
旅行代金を決済することで保険が適用される利用付帯の保険が付帯されています。海外旅行保険は、死亡後遺障害最高2,000万円、傷害疾病治療費用最高100万円、賠償責任最高2,000万円、携行品損害最高20万円、救援者費用最高100万円の補償です。海外での治療費は数百万円単位で掛かることもあり十分とは言えませんが、通常の保険や他のクレジットカードとの組み合わせで使うと効果的です。会費無料のカードでは海外旅行保険が付帯していないカードが多いので無料で海外旅行保険が付帯しているのはうれしい特典です。
国内旅行保険
国内旅行保険は、死亡後遺障害最高1,000万円です。利用付帯となっているため旅行代金などの支払いをクレジットカードで行う必要があります。
入院や通院での補償は付帯されていません。必要最低限の補償ですが、無料カードであることを考えると魅力的です。
ショッピング保険
年間200万円の補償をうけることができます。ショッピング保険では、国内外の加盟店で購入した商品の購入日から90日以内の破損や盗難による損害が補償されます。ショッピング保険を利用する際に必要になる免責金額も、1事故あたり3,000円と少額なので、ショッピング保険が使いやすいのも嬉しいです。年会費無料のカードでは、ショッピング保険は付いていても海外のみというカードが多くなっているので、評価できるカードでしょう。現金払いにはないクレジットカードのメリットの一つです。
リクルートカードの保険は「利用付帯」の条件がある
旅行保険の適用条件が「利用付帯」には注意が必要。事前に旅費の一部をリクルートで決済しないと、保険が適用されません。(エポスカードは自動付帯)
とはいえ、空港までのバス代やタクシー代の支払いでもOKなので、そこまでハードルが高くはないです。
盗難・紛失時もしっかり補償!
リクルートカード本体を紛失した場合は、受付デスクに連絡をすれば、期間内の損害金額を補償してくれます。カードを不正利用された場合でも、受付デスクに連絡をした日から60日前にさかのぼって損害金額を補償してくれます。国際ブランドによって連絡先は変わりますが、いずれも24時間受付なので安心です。
盗難紛失 受付デスク連絡先
【VISA/Mastercard】
0120-107-542
【JCB】
0120-794-082
リクルートカードには、他にも紛失盗難補償や情報漏洩補償などの保険があります。紛失盗難補償はカードを無くして不正利用された際に補償されます。情報漏洩補償はカード番号が流失したことで、不正利用された際の補償です。これらの補償はカード発行後に自動的に適用されますが、もしこのようなトラブルや、身に覚えのない請求がきた場合などは、必ずカード会社に連絡をしてください。この補償は申請した場合のみ適用されます。申請がなければカードを不正利用された金額は、カード会社から補償されません。
リクルートカードの有料カードはある?
以前は「リクルートカードプラス」という上位カードが存在していましたが、現在は入会を募集していません。リクルートカードにゴールドカードや、ステータス性の高い上位カードは存在しません。年会費完全無料のリクルートカードのみが残った形です。
リクルートカードを2枚作ることはできる?
2枚所有することは可能ですが、国際ブランドの組み合わせが限定されます。同じクレジットカードを2枚持っていても意味はありませんが、リクルートカードならではの「電子マネーへのチャージ」ポイントが2倍稼ぐための意味が発生します。月3万円の上限を越えてチャージしたい場合、リクルートカードが2枚あれば6万円分までチャージポイントを稼ぐことができます。※ 2枚目を作る際も、1枚目と同様に別途審査があります。
ちなみに、1枚目のショッピング限度額が70万円、2枚目のショッピング限度額が50万円の場合、2枚利用の合計限度額が70万円になります。1枚目のカードで50万円利用済みの場合、2枚目のカードで利用できるのは20万円です。合計の120万円になるわけではないので注意してください。
リクルートカードでのポイントの貯め方
リクルートカードでポイントを貯める方法で、基本となる特徴の要点を紹介しておきます。
ポイント還元1.2%の切り捨て注意
リクルートカードで100円の買い物をした場合、還元率が1.2%なので1.2ポイント貯まると思うかもしれませんが、実際に還元されるのは「1ポイント」です。これがリクルートカードのポイント小数点切り捨て計算です。例えば、リクルートカードで499円の支払いをした場合、「5.988ポイント」ですが小数点以下は切り捨てされ、5ポイントの還元となります。使い方によっては、還元率1%と変わらない場合もあります。
次に合計利用額に対してのポイント還元についてです。
例えば「ヤフーカード」で99円の買い物を1カ月に100回利用してもポイント還元は「0ポイント」です。これは、ヤフーカードのポイント還元の付与条件が、1回の決済に対して計算される条件だからです。しかし、リクルートカードの場合、仮に99円の買い物を一カ月に100回した場合でも、合計9,900円に対しての1.2%還元となり「118ポイント」が還元されます。コンビニなどで少額払いがメインの人はリクルートカードが向いています。リクルートカードは、100円未満の支払いでも無駄にはならず、ポイント還元がされるので良心的なカードです。
利用金額の還元率比較!還元率は短期間より長期間で考える!
ではここで、一般的なクレジットカードのポイント還元率の平均の「0.5%」と「1.2%」の還元率の比較を見てみようと思います。たかだか「0.7%でしょ?」と思いがちですが、分母がでかくなればなるほど損した気分になる現実があります。年間に数万の人でも長年使えばトータル金額は大きくなっていくので、参考にしてみてください。
還元率0.5%の一般カードに比べると、1,000万円使った場合、7万ポイントの差がつきます。短期間や少額で見てるだけだと、1.2%があまり魅力的に感じないですが、長期間の金額で考えることで、0.7%の差がポイントの貯まり方に大きく影響してきます。
ネットショッピングでの貯め方!還元率4.2%達成可能!
リクルートが運営するECサイトのポンパレモールで、ネットショッピングやサービスを利用することで、還元率4.2%という驚異的な数字にすることができます。
ポンパレモールは数千点以上の商品が展開されている大型サイトです。食品、飲料水などの日用品から家電や家具まで幅広い商品やサービスを扱っています。ポンパレモールでリクルートカードを使用すると、実質4.2%のポイントが還元されます。ポンパレモールでの購入、又は利用したサービス料金の3%がPontaポイントとして還元されます。
そしてリクルートカードの1.2%の還元率を合計すると4.2%という高いポイント還元率となります。さらに、ポイント還元だけではなく10%オフクーポンなどをもらえる場合もあり、リクルートカードを利用しなくてもお得にショッピングができますが、リクルートカードと合わせて利用することで、ポンパレモールを最大限に堪能できます。
- ポンパレモールを利用することで還元率が最大4.2%
- ポンパレモールをリクルートカード払いで利用で最大還元率21.2%
- じゃらんでの宿泊予約をカード払い還元率が3.2%
- じゃらんネットの予約をリクルートカード払いで最大11.2%
- ホットペッパーグルメやホットペッパービューティにて予約、カード払いで還元率が3.2%
- ホットペッパーグルメをインターネット予約・来店で予約人数×50ポイント
電子マネーチャージで貯める
リクルートカードで注目すべき点は、電子マネーにチャージする際にもポイント獲得対象になるということです。カードのブランドがVISAとMasterCardならば「nanaco」「モバイルSuica」「楽天Edy」「SMART ICOCA」へのチャージがポイント獲得対象になり、JCBブランドは「nanaco」「モバイルSuica」へのチャージがポイント獲得対象になります。
これで、他のクレジットカードでは付与されない電子マネーへのチャージポイントと、電子マネーの利用ポイントがWで2重取りできるということです。
電子マネーへのチャージはnanacoが一番オススメ!
Master Card |
VISA | JCB | |
ETCカード | 1,000円 (税別) |
1,000円 (税別) |
無料 |
チャージで ポイントがつく 電子マネー |
モバイル Suica |
モバイル Suica |
モバイル Suica |
nanaco | nanaco | nanaco | |
楽天Edy | 楽天Edy | ― | |
SMART ICOCA |
SMART ICOCA |
― |
これをみてみると最もおすすめなのはセブンイレブンやイトーヨーカドーなどポイントが付く「nanaco」と言えます。リクルートカードは家族カードとETCカードの支払いもポイント獲得対象なので、ポイント合算すると多くの利用方法で大量のポイントをゲットできるようになっています。
「nanaco」は発行手数料300円(税抜)のnanacoカードにリンクして使うことで「nanaco」をカード払いのように使えます。また、「nanaco」カードの特典として提携商品の購入でボーナスポイントが貯まります。8日・18日・28日のハッピーデーはイトーヨーカドーの商品が5%OFF、イトーヨーカドー専門店街・アリオモール専門店街はnanacoポイントの還元率が2倍になります。セブンイレブン系列とイトーヨーカドー系列がメインですが、お得な特典です。
「nanaco」では、固定資産税、住民税、自動車税、国民年金などの税金をセブンイレブンで支払うことができるので、通常ポイントがつかないものにもポイント還元となります。
「nanaco」はチャージ回数に上限があり、1ヶ月15回、1日に3回までとなるので注意してください。
「nanaco」「Suica」など、電子マネーでの貯め方は最大限活用するべき!
「nanaco」の他にも、電子マネーへのチャージポイント&電子マネーの利用ポイントの2重取りが完成します。「楽天Edy」で決済した場合、200円(税込)ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まるので還元率が0.5%ですが、リクルートカードで楽天Edyのチャージしておけば、還元率が合計1.7%となります。200円(税込)利用した場合は、3ポイント還元されます。このようにリクルートカードで電子マネーをチャージすることで、効率よくポイントを貯められます。また、「モバイルSuica」にチャージして使用することでもポイントをもらうことができます。
このように電子マネーへのチャージで効率的にポイントを貯めることができます。リクルートカードでは、電子マネーチャージのポイント還元対象となる金額は月間3万円までです。30,001円以上のチャージはポイント対象外となります。しかし、リクルートカードを2枚持ちにすることで、チャージ上限を実質6万円まで引き上げることも可能です。
リクルートカードはJCBで1枚、VISAかMastercardで1枚、計2枚のリクルートカードの作成ができます。2枚で合計6万円までのチャージが可能となります。電子マネーを多用する人は最初に2枚のカードを作っておくことで無駄なくポイントを受け取ることができます。
QUICPayでの支払いはチャージ式ではないので2重取りはできませんがカード利用と同じく1.2%のポイント還元があります。
リクルートカードでのポイントの使い方
ポイントの貯まりやすさも大切ですが、本当にお得なのか見定めるうえで「使いやすさ」も重要です。リクルートカード以外の高還元カードは、貯まったポイントを系列サービス以外でも利用できるので、使いやすいのが魅力です。
※表は横にスライドできます。
名称 | リクルート カード |
楽天カード | REXカード |
貯まる ポイント |
リクルート ポイント |
楽天スーパー ポイント |
REX POINT |
ポイントの 使い道 |
・系列サービス ・他社ポイントへ交換 |
・系列サービス ・楽天Edyへチャージ ・カード利用額に充当 |
・他社ポイントへ交換 ・カード利用額に充当 |
リクルートカードで貯まる「リクルートポイント」はやや使いづらいです。ポンパレモールなど、リクルートのECサイトのサービスを利用しない人は、他社ポイントへの交換するしかないので注意しましょう。
リクルートポイントは、共通ポイント「Pontaポイント」に相互交換が可能です。
「Pontaポイント」は、「ローソン」「ゲオ」をはじめとした、さまざま加盟店で1ポイント=1円として現金同様にポイントを利用できます。
もっともお得な使い方は、ローソンの店頭に設置されたLoppiでの「Loppiお試し引換券」での利用です。Loppiお試し引換券では、ローソンの店内商品を1ポイント=1.5円〜3円程度のお得なレートでお試しで購入できます。ソフトドリンクやお菓子、カップ麺などの商品をお得に試すことができ、ポイントの使い道としては最適です!
リクルートポイントの使い道
- 1ポイント→1円換算でリクルートサイトでショッピング利用
じゃらんnet・ポンパレモール・Oisix×Ponta・ホットペッパーグルメ
・ホットペッパーBeauty・キノギフト・MARQREL - リクルートポイント→Pontaポイントに交換
- Pontaポイント→JALマイルに交換
- Pontaポイント→dポイントに交換
Pontaポイントからの主な交換先
Pontaポイントは、2ポイントからJALマイルへの交換や、LINEポイントへ交換できる珍しい特徴のポイントです。dポイントへも100ポイント単位で等価交換できるため、やや手間ですがd払いやiDで幅広い用途で使うこともできます。もちろん、ローソンをはじめとしたPonta加盟店や、ホットペッパービューティーやポンパレモール、じゃらんなどのサービスで使うこともできます。
リクルートポイントはdポイントに交換で通話料金に充当もできる
リクルートポイントは、Pontaポイントに交換後に、dポイントへ交換できます。dポイントはドコモの携帯料金に「1ポイントで1円」として割り当てることができます。
ドコモユーザーにとっては、毎月の携帯料金を、ポイントで支払えるのはお得です。「dポイント」はさらに、マクドナルドなどdポイント加盟店でも利用でき、Ponta加盟店とdポイント加盟店でポイントの利用先を選択をできます。リクルートカードの最大のメリットである、いつでも還元率1.2%の高還元率で貯めたポイントを、幅広い店舗で利用できます。電子マネーのチャージ用に持っておくのも手です。
リクルートポイントはJALマイル・ANAマイルでも運用できる
リクルートポイントは「JALマイル」や「ANAマイル」への交換もできます。リクルートポイントから「JALマイル」へ交換するには、以下の手順で非常にシンプルです。
少し手間はかかりますが、ANAマイルへの交換も可能です。
JALマイルへ交換の手順
- リクルートポイントをPontaポイントに交換
- 「Ponta web」でJALマイレージに交換
(利用手数料無料)
ANAマイルへ交換の手順
- リクルートポイントをPontaポイントに交換
- PontaポイントをLINEポイントに交換
- LINEポイントをメトロポイントに交換
- メトロポイントをANAマイルに交換
ANAマイルへの交換方法は、手順が多く少々手間がかかります。
リクルートカードのメリット
ここまで説明してきたリクルートカードのメリットをまとめてみました。
- 年会費無料 ・ブランドはJCB、MasterCard、VISAから選べる
- 家族カードの年会費無料
(8枚~19枚発行) - ETCカードの年会費無料
(MasterCardとVISAブランドは発行料が1,000円+税別) - リクルートカードのポイントプログラムはリクルートポイント
- リクルートポイントの還元率は1.2%
(月合計金額で計算してくれる) - 家族カードやETCカードの利用でもポイント獲得
- Apple PayやQUICPayにも対応!還元率も1.2%!
- ポイント有効期限は最終獲得月から1年後の末日まで
- VISA、MasterCardはnanaco、モバイルSuica、楽天Edyへチャージするとポイント獲得対象
- JCBはnanaco、モバイルSuicaへのチャージでポイント獲得対象
- リクルートポイント→1Pontaポイントでポイント移行ができる
- 旅行代金をカード払いすれば海外旅行傷害保険は最大2,000万円、国内旅行傷害保険は最大で1,000万円
- ショッピング保険は国内外ともに購入日から90日以内の破損・盗難には年間最大200万円
- じゃらんnetの予約と宿泊をカード払いで還元率3.2%、プランによっては還元率11.2%
- ホットペッパーグルメ、ホットペッパービューティでの予約と来店をカード払いで還元率3.2%
- ホットペッパーグルメのネット予約と来店にて予約人数×50ポイント
- ポンパレモールにてカード払いすれば還元率4.2%で商品によっては還元率が21.2%
リクルートカードのデメリット
リクルートカードのデメリットもまとめてみました。
- リクルートポイントはリクルートのECサイトを利用しない人には使いづらいポイント
- Pontaポイントへの交換が手間
- 高還元率カードゆえに何らかの改悪が発生するリスクがある
- 海外旅行保険の補償額が少なく、利用付帯の条件あり
- ETCカードの発行手数料が1,000円+税(JCBは無料)
リボ払いには注意
リクルートカードには支払いが自動的に全てリボ払いになるコースがあります。
- VISA/Mastercard「楽Pay」
- JCB「ショッピングリボ払い」
特に三菱UFJニコスの「楽Pay」は勧誘が多いらしく、「知らない間にリボ設定にされていた」とか口コミが多く見られます。ポイントを稼ぐどころか、気づいたら手数料を支払っていた!なんてリスクに巻き込まれないようにしましょう。クレジットカードに慣れていない人は、目先のポイント還元に気を取られて「楽Pay」の登録マジックに引っかからないように、なるべく控えるのが得策です。
リクルートカードのまとめ
リクルートカードの内容は理解できましたか?最大のメリットが年会費無料でトップクラスの高還元率が魅力のクレジットカードなうえ、この時代に珍しい電子マネーへのチャージでポイント還元される嬉しいカードです。年会費無料なので、メインorサブカードとして持っていても損はしないカードです。
そして、このリクルートカードのメリットを堪能できるのはこんな人!
- 年会費が毎年無料で使えるカードが欲しい
- ポイント高還元なカードが欲しい
- Pontaポイントを使う機会が多い
- リクルートサービス(じゃらん、ホットペッパーなど)を使う機会が多い
- Suicaやnanaco・Apple Payなどの電子マネーを利用する機会が多い
- 海外旅行に行く機会が多い
リクルートカードは、このうちのどれかひとつでも当てはまる人におすすめできるカードです。どのクレジットカードにも言えますが、メリットの裏にはデメリットもあり、見方によってはどちらに転がるかわからない特徴ではあります。上記以外にもライフスタイルに合わせてメリットを感じた人は検討してみてください。決して「作ったけど使わないな…」というクレジットカードではないので下記の勝手な評価をさせてもらいまーす。